同棲始めました

おはようございます。

 

昨夜、自宅にてゴキブリが出まして。

まぁ、なんというか、怖かったです。

ゴキブリってなんであんなに苦手意識を持たせるフォルムなんでしょうか。

 

家に帰り一息ついていると、視界の端にあったゴミ箱が微かに動く気配があったんです。

最初は幽霊かな?と心躍らせました。

生まれてこの方霊的体験は一切なく、ずっと憧れていたんです。

ほとんどの人が見たこともないのに、誰もが知ってる存在って凄くないですか?どれほどすごいやつなのか、一度会ってみたいって思ってたんですよ。

ゴミが動くくらいなら小さい幽霊だろうとワクワクしながらゴミ箱を除くと、

ひくひく動く触覚に黒光りする胴体。

 

あぁこれ苦手な奴だ。これ幽霊ちゃうただの苦手な奴や。

 

ヤツは一体いつからそこにいたんでしょうか。

僕が帰ってくるのを身を潜めてじっと待ち続け、サプライズのつもりでゴミの上に出てきたんでしょうか。

これほどまでに迷惑なサプライズはありません。

フラッシュモブでプロポーズされる人ってこんな気持ちなんですかね。

そりゃ、仕事終えて休んでる時に嫌いな存在が指輪でも持ってゴミ箱の上いたら、嫌だって言う人もいますよね。なんであんなにフラッシュモブが非難されるのかわかった気がします。

 

しかし今回に関しては指輪もないただのゴキブリです。もはやこのサプライズはどこを探しても喜びの要素が見つかりません。

1番の理想はゴキブリが勝手に家から出て行って数キロ離れたところで勝手に生き絶えてくれることなんですが、様子を見る限りそんな雰囲気はない。

 

「仕方ない、やるか。」

 

いつかこんな日が来るだろうと買っておいたゴキジェットの出番です。

今のアパートに引っ越してきて3年目。初めて使います。

逃げられては見つけ出すのは困難だ、勝負は一瞬でつけなければいけない。

緊張。焦り。不安。ミスが許されない絶対的状況の中で負の感情が膜を張り、他のすべての思考を封鎖する。

極限の精神で自分を追い詰めすぎた僕は、ここで重大なミスを犯してしまいました。

ゴキブリとの距離を詰めようと一歩前に踏み出した瞬間、

 

ガンッッ

 

部屋中に木材と金属をぶつけ合う音が響きます。

その刹那に姿をくらますゴキブリと小指を抑え首を垂れる僕。

誰が見ても一目でわかる勝敗の図。敵に神経を集中しすぎるあまり周りの状況が見えていませんでした。なんという失態。後悔するもすでにゴキブリの姿はありません。

 

あぁ、仕留めそこなった。

どこにいるのか分からないけど、この声はきっと届くはず。

 

「次は負けないからな」

 

命を懸けた同棲生活が始まりました。

(ちょっと走り方女の子っぽかったんで多分あいつメスです。僕、生まれて初めての同棲相手はゴキブリです。)

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