前世は武将説ある後輩ちゃんの話

昨日会社にゴキブリが出まして。

 

就業時間が終わり、少しだけ残業をしていたんです。

喉乾いたなーと思って給湯室に行くと後輩の女の子がお茶を沸かしていました。

夜は冷えるし暖かいの飲みたくなるよねーなんて鼻の下をのばしながら話していると、壁に気配を感じました。

何となく理解はしましたが、そんな訳ないお願いだからいないでくれと祈りながら恐る恐る壁に目をやると、あのお方が上機嫌に触覚を動かしていました。

 

 

「ヒィーアッ!!!!!!」

 

 

さっきまで静かだった給湯室にいきなりアメリカンな雄たけびがこだましました。

私が後輩の方を向くと、彼女も驚いた顔でこちらを見ていました。

多分私も驚いた表情をしていたと思います。

まさか自分の口からこんなアメリカンなリアクションが出ると思いませんでした。

 

私、ゴキブリがめちゃくちゃ苦手なんです。

悲鳴を上げずにはいられませんでした。

 

とは言え私にもプライドはあります。

先輩としての威厳を保ちたい。ここから何とか挽回をしたい。

全速力で逃げ出したい気持ちをぐっと抑え、クールなセリフを言いました。

 

「こんな時期でもまだゴキブリっているんだね。びっくりだぜ」

 

決まった。これでさっきのマイナスを取り返した。

プラマイゼロの状況に持っていきました。やってやりましたよ!

とは言えここからどうしようか、ゴキブリを退治するのは怖くてできないし・・・そう考えていると後輩の手が躊躇なくゴキブリに向かっていくのが見えました。

 

え、ちょっと後輩ちゃん!?

 

止める間もなく後輩はティッシュを壁に押し付け、さっきまで壁にいた黒色を手品のごとく消してしまいました。

 

「先輩、私これ外に捨ててきますね。」

 

そう言い残し颯爽と去っていく後輩。

ティッシュを握りしめた右手は勝利を宣言するガッツポーズの様に力強く、その後ろ姿は漢の生きる道でした。

きっとこの子は戦国時代ならば一国を築くことさえできたと思います。

かっこいい・・・。

 

余談ですが、この後かえってきた後輩にゴキブリ好きなのか、と聞いたら

「先輩、そういうとこですよ」

と鼻で笑われました。

 

どういうとこですか!!!!!

 

にほんブログ村 サラリーマン日記ブログへ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です